《 建築紛争のスペシャリストめざして》
弁護士登録35年、建築紛争に力を入れ始めてから10年以上経つでしょうか。その間、多くの相談、依頼を受けてきました。住宅紛争審査会の審査委員を務め、裁判所との建築紛争についての懇談にも参加させていただいております。住宅紛争審査会の毎年の研修や欠陥住宅をなくす東海ネットの例会などで勉強もしてきました。しかし、建築紛争は奥が深く、学ばなければならないことが次々に出てきます。これからも、消費者(施主、買主)、施工業者、建築士様々な方からの依頼を適切に解決すべく、「建築紛争のスペシャリスト」を目指します。
建築審査会の審査員を務めた時に、建築基準法という法律に興味を持ちました。無味乾燥なイメージですが、国民の生命、健康及び財産の保護を図るために必要不可欠な法律だと思い、そこから建築紛争に興味を持ちました。
誰もが「家」に住んでおり、建築紛争は、誰でも巻き込まれる可能性のある紛争です。思いかけず、建築紛争に巻き込まれた時に気軽に相談できる弁護士でありたいです。
昭和61年に弁護士登録しました。平成17年頃から、建築紛争についてのご依頼が増えてきて、欠陥住宅被害東海ネット等にも所属し、研鑽に努めています。
契約内容そのものが不明であったり、追加工事であるかどうかについて、当事者の見解が異なる契約が多く、争点が多岐に及ぶので、ともすれば、建築紛争は、長期化しがちです。また、お施主さんが考えている不具合よりも、構造的な欠陥が見つかることもあります。毎日の暮らしや営業が営まれる以上、そして、法律的な面からも、当然、建物の基本的な安全性は確保されなければなりません。また、生涯をかけて支払うような、金額の大きな契約ですので、少なくとも、通常の品質は確保されるべきですし、契約内容が明確であれば、お施主さんのこだわり、思い入れは、大切にされるべきだと考えています。
建築士さんたちと協力しながら、できるだけ、早期に、ご依頼者の納得のいく解決が図れるよう、頑張りたいと考えています。
『「一生のお買い物」への想いを守りたい』
親が不動産や建築関係の仕事をしていたことから、「施主の希望をいかに実現するか」という家を建てるという仕事のやりがいを聞いていました。他方で、せっかく手に入れた夢のマイホームに瑕疵があったり、建築途中で不具合が見つかって工事業者への信頼を失っていく事例を目の当たりにし、建築紛争に興味を持つようになりました。
生活の基盤となる家が安心できる場所であってほしいと願うのは当然のことです。
建築関係のトラブルに巻き込まれた方の「一生のお買い物」への想いを少しでも回復できるよう、建築士の先生方と連携を図りつつ、建築紛争の解決に取り組んでいきたいと思います。
私は、弁護士になる前ハウスメーカーの仕事に関わったことがありました。
家は人生で大きな買い物であるということだけではなく、建物の土台から内装、屋根までの隅々まで問題となるため、複雑化した紛争になりやすいことを知りました。
こうした紛争を解決し、施主の方が安心して住める家にするための一助となれるよう建築紛争に取り組むようになりました。
建築紛争では、建築の専門用語が飛び交います。図面を見たり、建材の話が出たりする機会がとても多いですが、建築士の皆さんのお力を借りて、日々勉強しながら、活動しています。
建築に関することで、不安や問題を感じることがあれば、お気軽にご相談ください。
「建築に宿るお客様の思いを守ります。」
「建築」には様々な人の思いが宿ります。そんな思いを守りたい。その一心で私はこの分野に足を踏み入れました。私たちが生活をする上で,「建築」と関わり合いを持たないということはありません。そんな「建築」と関わる人生をより幸せに生きていくことができる様にサポートをするのが私たちの使命だと確信しています。まずは,お気軽にご相談下さい。
住宅は,多くの人にとっては,一生に一度の大きな買い物です。日常的な生活の場であるとともに,家族の成長を見守る場でもあります。住まいに対する思いは,人それぞれですね。それだけに,欠陥住宅や施工上の瑕疵など,思わぬトラブルに見舞われたとき,問題は深刻です。建築紛争は様々な専門的な知識を要求される分野ですが,建築士などの専門家と連携しながら,法律家として,トラブルに巻き込まれた方々のお力になれるよう,日々励んでいきたいと思っています。